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各巻内容詳細
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第1集
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■20世紀の幕開け
カメラは歴史の断片をとらえ始めた
世界を支配していた王朝国家が最後の時を迎える19世紀末から、第一次世界大戦までの時代を構成する。
1900年に開催されたパリ万国博覧会やライト兄弟による飛行機の発明、大英帝国の輝かしい時代を統治したヴィクトリア女王の葬列、日露戦争と革命運動に揺れる帝政ロシア末期の皇帝ニコライ二世一家、第一次世界大戦の導火線となったオーストリア帝国ハプスブルグ家の皇太子夫妻暗殺事件のその日など、激動の20世紀の幕開けを記録。
また、晩年のルノアールやモネ、大衆のスターだったトルストイなどが貴重な彼らの映像と共に、時代の証言者として登場する。
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第2集
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■大量殺戮の完成
塹壕の兵士たちは凄まじい兵器の出現を見た
ムービー映像にその全貌が記録された史上初めての戦争、それは1914年に始まった第一次大戦である。映像はこの大戦で20世紀の戦争システムが作られたことを証言している。
農業用トラクターを改良した第1号戦車、最初の空襲、毒ガス兵器、長距離砲、潜水艦等、フィルムには大量殺戮兵器の誕生と、その前になすすべもなく死んでいく兵士たちの姿が記録されている。またこの時期の映像には、若き日のマッカーサーやチャーチル、ルーズベルト、チャップリンなど、後に世界を大きく動かすことになる人物たちも登場する。
大戦の勃発からロシア革命、アメリカの参戦、そして終戦までの4年間を追っていく。
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第3集
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■それはマンハッタンから始まった
噴き出した大衆社会の欲望が時代を動かした
1920年代は、戦争景気に沸くアメリカが、その富をもって国力を高め、以後の資本主義社会の基本スタイルを形成した時代である。
娯楽性の高い大衆文化、モータリゼーション、マスメディアの発達とその功罪、大衆の飽くなき富の追求とモラルの変化、ヒーローの誕生とスキャンダリズム、膨大な移民社会と排他主義、多様な犯罪、そして拝金主義と好況の果てに経験する経済恐慌へのプロセスは、この時代のアメリカに際立って現れたものである。それは、やがて各国で成熟していく大衆社会が経験するものであり、ルーツであった。
20年代には、映画館にかかるニュース映画が定着し、社会の変貌を伝えている。こうしたアメリカ社会の様相、その光と影をニューヨーク・マンハッタンを舞台に描いていく。
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第4集
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■ヒトラーの野望
人々は民族の復興を掲げたナチス・ドイツに未来を託した
20世紀、最も巧みに映像を利用して人々の心をとらえた権力者、それはヒトラーであると言われている。ヒトラーを記録した映像からは演説のテクニック、ナチス台頭のプロセス、大衆操作の戦術などが臨場感豊かに伝わってくる。ヒトラーが政権を握ったのは1933年、人々はなぜナチスを熱狂的に支持したのか。それはナチス自らが制作した映像に見ることができる。1930年代は国家がプロパガンダ映画を使って、世論をリードした時代であった。大恐慌からの再建に苦しむアメリカ、資本主義社会への優越性を宣言するソ連、満州国の建設に踏み出した日本の姿を折り込みながら、世界を戦争に巻き込んでいくナチス・ドイツの狂気の道を、映像を通して伝えていく。
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第5集
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■世界は地獄を見た
無差別爆撃、ホロコースト、そして原爆
第二次世界大戦は無防備の市民が攻撃の対象になった史上最悪の戦争だった。目的のためには手段を選ばず、相手を大量殺戮するという戦略は、無差別爆撃、ナチスによるユダヤ人の大虐殺、そして原爆という地獄を生み出した。この地獄の日々をカメラは克明に写しとっている。
カメラが記録した戦慄の状況を追体験し、科学技術の粋を集めた新兵器による徹底した破壊と殺戮、おびただしい屍の戦場、被占領国民への残虐行為、ナチスによるホロコーストの実態など、フィルムの上に焼き付けられた衝撃の映像を綴っていく。そして、世界が見たこの地獄を知らずして、未来を語れないということを再確認する。
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第6集
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■独立の旗の下に
祖国統一に向けて、アジアは苦難の道を歩んだ
欧米列強の植民地として、長く支配されてきたアジア諸国。太平洋戦争初戦に英・蘭からアジアの支配権を奪った日本は敗れ、大東亜共栄圏は崩壊。アジアに権力の空白が生まれると、アジアの人々は祖国独立に向けて次々に立ち上がった。ガンジーはインド独立のためにヒンズー教徒とイスラム教徒の宗教融和を説き、半植民地状態にあった中国では、孫文が三民主義を掲げ、日中戦争、国共内戦の末、毛沢東が中華人民共和国の建国を宣言する。ホーチミン率いるベトナムはフランスに戦いを挑み、勝利する。植民地支配の実情と挫折を繰り返した独立運動、そして指導者たちの苦悩の軌跡を半世紀にわたって描く。
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第7集
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■勝者の世界分割
東西の冷戦はヤルタ会談から始まった
1945年2月、米大統領・ルーズベルト、英首相・チャーチル、ソ連首相・スターリンの3人によってヤルタ会談が行われた。この会談は、降伏後のドイツの処分、ポーランドとバルカン半島の支配、ソ連の対日参戦について話し合われ、東西冷戦の始まりとなった。
その後の東西対立の過程で米ソ両国は勢力圏の内部で支配を固めるために、映像プロパガンダを始めとするあらゆる手段を駆使し、東欧では傀儡政権のもとで強引な共産化が押しすすめられた。一方アメリカでは反共主義者マッカーシーによる赤狩りが猛威をふるう。
ヤルタ会談から始まった東西の冷たい戦争は、ついに朝鮮戦争で熱い戦争として火を噴き、世界は二つの陣営に分かれ、対峙していく。
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第8集
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■恐怖の中の平和
東西の首脳は最終兵器・核を背負って対峙した
東西両陣営の「冷戦」は世界を二分し、国家や民族を引き裂いた。米ソのミサイル開発競争は、一瞬にして世界を壊滅させる核戦争の瀬戸際に人類を追い込み、その対立はキューバ危機で究極まで高まった。
フルシチョフが失脚した後に録音した「回想録」等を辿りながら、米ソの攻防を描くと共に、韓国駐留米軍を慰問するマリリン・モンロー、徴兵されて西ドイツに赴任するエルビス・プレスリー、ソ連のミサイル基地の爆発炎上事故、死の灰による犠牲者を出した米の核実験、命がけの西ベルリンへの脱出劇など、この時代を映し出している映像の数々によって冷戦の時代を描き出す。
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第9集
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■ベトナムの衝撃
アメリカ社会が揺らぎ始めた
ベトナム戦争は、テレビによって茶の間に本格的に伝えられた初めての戦争だった。ケネディ大統領暗殺後、アメリカがベトナムに深入りしていく1960年代、アメリカ国民は繁栄の中の貧困や人種差別、環境破壊、権力者の欺瞞等に疑いの目を差し向け、様々な反体制の運動が展開され、若者の中からはヒッピーなどのカウンターカルチャーが生まれていく。
黒人問題をめぐるキング牧師とマルコムXの対立や激しくなる人種差別撤廃運動、ベトナム戦争によって価値観が大きく揺らぎ始めたアメリカ社会の変貌を追いながら、ベトナムへの介入から撤退までの「アメリカ支配の終焉」の時代を描く。
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第10集
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■民族の悲劇果てしなく
絶え間ない戦火、さまよう民の慟哭があった
現在地球上には3,000万人にも及ぶ難民が存在する。冷戦終結、ソ連崩壊後に世界に再燃した民族紛争や内戦は、再び膨大な数の難民を生み出している。難民問題は、植民地支配に対する民族運動の勃興、2度の世界大戦、社会主義国家の誕生と衰退などに端を発してあり、20世紀始まって以来の最大の課題と言える。
ロシア帝国崩壊と共に苦境に立たされたロシア難民、ナチスに虐殺されたユダヤ難民、そのユダヤ人に追放されたパレスチナ難民、大国の代理戦争にまきこまれたインドシナ難民、旧ユーゴスラビアにおける民族の対立など、絶えることのない民族対立の悲劇を伝える。
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第11集
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■JAPAN
世界が見た明治・大正・昭和
20世紀は、日本が国際社会の一員としての地位を確立していった世紀である。日露戦争をきっかけに、日本は世界の表舞台に登場した。日本の勝利は、欧米列強の植民地となっていたアジアに衝撃を与え、民族的自覚を高めるきっかけとなった。しかし、日本はその後の韓国併合、シベリア出兵、満州国建国などで国際的に孤立し、日中戦争を経て、太平洋戦争へと突き進む。敗戦後の日本は冷戦の構造に組み込まれつつ、復興への道を歩んでいく。
日本の歩みは、世界にいかに伝えられ、日本社会はどう観察されていたのか。海外のカメラマンが記録した明治末期から昭和20年代末までの日本の映像と、外国人が記した活字記録を軸にしながら、世界が見つめた「JAPAN」を描く。
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第12集
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■映像の世紀
〜歴史の舞台を巡る〜
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