珠玉の仏教美術
しゅぎょくのぶっきょうびじゅつ



後世に伝えたい文化遺産〜古代から近世まで、200を超える国宝・重要文化財を美しい映像とやさしい解説で紹介。日本の仏教史・美術史を語る上で欠くことのできない貴重なビデオ作品


ジャンル 作品名
美術・芸術 珠玉の仏教美術
巻数・セット数 機種/時間 制作年 対象
全8巻セット VHS/各巻45分 1998年 一般
上映 企画/制作
上映権付き 企画・製作/グレートデン
定価(本体価格)
全8巻セット 96,000円 (税込100,800円)
適要

監修/中村元(元東京大学名誉教授)、杉山二郎(国際仏教学大学院大学教授)




各巻内容詳細


第1巻
「仏教伝来と聖徳太子」

飛鳥・白鳳時代 日本に伝来した仏教は、聖徳太子の「仏国土建設」の夢と共に我国に根付き、法隆寺に代表される優れた仏教文化の花を咲かせた。本巻では仏教伝来以前の「祈りの造形」から「飛鳥・白鳳の初期仏教美術」の粋である国宝・重文を紹介。
<主な内容>古代の祈りの造形/四天王寺/法隆寺/中宮寺/広隆寺/薬師寺/その他

第2巻
「鎮護国家の美しき仏」

天平時代 天平時代、仏法の法力によって国を治める「鎮護国家思想」に基づき、多くの寺院と仏像が造られ、日本美術史上最も輝ける黄金の日々を迎えた。写実に徹した様々な「天平仏像彫刻」は力強くはつらつとした造形で、今も見る者を圧倒する。
<主な内容>当麻寺/東大寺/新薬師寺/唐招提寺/大御堂観音寺

第3巻
「密教と曼荼羅世界」

平安時代1 延暦13年(794)、僧侶や貴族の暗躍する舞台奈良を後に、新たな夢を追って、平安京は開かれる。そして旧来の仏教に変わる「密教」と呼ばれる新しい仏教が、最澄、空海によって大陸からもたらされる。仏教美術は密教美術として様相を一変させ、その胎動は仏教に留まらず、日本文化そのものの行方に影響を与えていくのである。
<主な内容>延暦寺/教王護国寺/金剛峯寺/地方の平安仏/室生寺/和様化の模索

第4巻
「華麗なる王朝の美」

平安時代2 延喜7年(907)東アジアの中心、大唐は崩壊、ついで新羅、渤海が相次いで倒れ、それまで交渉のあった極東諸国が姿を消して、日本はほとんど鎖国状態に陥っていった。そうした極限に近い閉ざされた世界の中で、日本はその文化的能力を最大限に発揮し、華麗で耽美的な独自の文化を築き上げた。後世の憧憬とロマンの対象となる美の系譜、王朝文化である。
<主な内容>平等院/平安の仏教絵画と工芸/浄瑠璃寺/鉈彫りの仏/中尊寺金色堂/白水阿弥陀堂/三千院

第5巻
「運慶と快慶」

鎌倉時代 治承4年の(1180)、古代以来の大寺院である東大寺、興福寺が南都焼き討ちによって焼け落ち廃墟と化した。時代は、貴族の世から武士の世へ、古代から中世へと大きくその歯車を回し始める。この激動の変革期に、現実を意識し、現実を志向する中世的な人間観や自我のあり方が問われ、実に生き生きと、時になまめかしくも迫真的な心理描写を包含した美が生まれたのである。
<主な内容>清凉寺/東大寺/円成寺/武家好みの仏像/六波羅蜜寺/快慶の彫刻の展開/浄土寺/妙法院蓮華王院

第6巻
「禅林と会所」

室町時代 健武5年(1338)京都に幕府が開かれることによって、禅宗は本格的な興隆を迎え、禅は日本人の審美眼と伝統風土への適応により、新たな中世文化を形成してゆく。中世的な血なまぐさい現実に対して、世俗の塵を払った清浄で奥深い神秘の世界を垣間見せることで、この時代の様々な美が生み出されていった。
<主な内容>虎渓山永保寺/西芳寺/天龍寺/吉山明兆/枯山水/水墨画の展開/金閣寺・銀閣寺

第7巻
「天下人の造形」

桃山時代 戦国から安土桃山時代へ。下克上と群雄割拠の乱世のなかから英雄が登場し、天下統一を成し遂げる。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の天下人は気宇壮大な城をつくり、御用絵師に絢爛豪華な障壁画を描かせる。寺院は再興され、力をつけた町衆が独自の文化を形成する。仏教美術は桃山文化の多彩な美の中にあった。
<主な内容>醍醐寺/千利休とわび茶/南禅寺/天下人の御用絵師/町衆の文化〜光悦と宗達〜/高台寺

第8巻
「将軍家と庶民の仏」

江戸時代 天下を統一した徳川家は江戸に幕府を開き、将軍家の威信を示すため、、壮大華麗な寺院を各地に再建する。そして、隠元が伝えた「中国禅」は沈滞した日本仏教に新風をもたらす。さらに円空・木喰などが人々と交わり、庶民に仏教文化が浸透する。
<主な内容>輪王寺/知恩院/崇福寺/萬福寺/東大寺/清水寺/四天王寺/庶民の仏